当日の感想
解くのに夢中で、全然覚えていないですが、こんな感じでした。
- dockerについて
- Dockerfileがあってdocker剥がそうとして悩む。Dockerfileの中でビルドだけじゃなくて、いろいろやっていて読み解けず混乱していました
- 結局、dockerは使っていないみたいで、そもそもdocker自体が環境にinstallされていなかったのでスルーすることに
- 事前に用意したMakefileやシェル環境の準備
- 微修正で大体上手く動きました
- 計測グッズの投入
- alp/slowquery/pprofは事前練習通り、スムーズに入れられて、分析に辿り着けました
- 実際ボトルネックで戸惑うことはそんなになかったです(ボトルネックで迷うようなレベルまで辿り着けなかったともいう
- tbls
- tblsでER図を出力しようとしたけど、なぜか上手くいかず、結局mysqlにuserを追加して、出力しました
- 結局外部キーが貼られていないので必要なかったです。schema.sqlファイルをみるだけで十分でした
- 無駄に時間を使ってしまった
- 秘伝のタレ
- なぜか終盤の16時くらいに投入し始めました(始めにやるべきだった
- なぜかアプリ側のmaxconnectionsを10にしているという、痛恨のミスに後になって気付きました(50くらいにしたかった
- icon
- iconが遅いのは計測結果で明らかだったので、iconから手を付けることに
- ISUCON本に書いてあるMySQLからローカルファイルへの移行が効果的だと判断して、割りとすぐ実装できました
- でも、実際細かなミスが発生していて、ベンチマーカーも動いてくれず、進みが悪い時間がかなり長くありました
- ミスの原因としては、icon_hashを見逃していたことと、ディレクトリ指定をミスっていたところ
- レスポンスのicon_idは何も使っていなかったようですが、0を返したらエラーになったので、uuid返すというよくわからないことをやりました
- nginxでtry filesで返すようにも設定したけど、あまりスコアには効かなかった気がします
- etagは存在を忘れてました
- statistics
- これもとんでもなく遅いのが初期段階でわかってました
- 典型的なINDEXとN+1の解消が効果的なので、ChatGPTの力を借りながらひたすら実装していきました
- iconと同時並行で手を付けていましたが、結局落ち着いて取り組めたのが、14時過ぎくらいだった気がします
- iconの不具合とベンチマーカーが動いてくれない問題があり、あまり集中できなかったです
- スキーマ変更の投入手段に悩む
- schema.sqlを書き替えるだけでは反映されないので、別の方法を考える必要がありました
- 当日マニュアルでは、drop database/create databaseして、setup.shを実行すれば、再度構築されると書いてあったので、スキーマ変更後にそれをやればよさそうでした
- ただ、毎回mysqlにlog inして実行するのは効率が悪く&isudnsのスキーマがなかった(実際はどこかにあった?)ので、軽く整備しました
- setup.sh同様にcustom.shとsqlファイルを準備して、goのcmdで実行するようにしました
- ここで間違えてisudnsの方のdatabaseをdropしてしまい、復活できずに、cloudformationから環境を作り直して、かなり時間とられました
- DNS
- 今回の問題の肝だったと思いますが、時間がなく着手できなかったです
- 他のチームの感想みてみると、PowerDNS止めた上で、MySQLではなくインメモリにドメインリストを管理するように自前で実装すればよかった??
- サーバー分割について
- 17過ぎからサーバー分割に着手しました
- 時間もなかったので、1:nginx+app,2:dbで一台あまらせる構成でいいやと判断しました
- (間違えてpublid ipをhostにしてしまったりしたものの)分割はできました
- initializeで2台目のsetup.shも呼び出すようにしました
- でも、htopでみると、2のmysqlに負荷がかかっているものの、1でもmysqlが使われており、1のCPUが100%に張り付いていました
- ここでようやくPowerDNSがMySQLに負荷をかけまくっていることに気付きました…
- DNSだけでも3台目に逃がそうかと思ったけど、時間がなく断念
- unix domain socketもやらないと、と思いつつ忘れていました
- 最終的に自分のisupipeがまともに動くレベルになっていて少し感動
戦いの記録: https://github.com/EkeMinusYou/isucon13-final
反省点
- ベンチマーカーの整合性チェックに頼りすぎ
- 実行にラグがあるし、例年から落ちることも予想できたので、実際にサイトを確認するなど別の手段で、チェックすべきでした
- 最初から複数台を見越した準備をするべき
- 1台でないと解析はしにくいけど、複数台に分割しないとボトルネックに気付けない場合もあるかもしれない
- また、どう分割するかも、重要なポイントなので、柔軟に構成を変更できるような、準備をあらかじめ整えるべきでした
- 時間がなくても実際に変更をデプロイする前に、一人レビューするべきでした
- ケアレスミスでかなり時間を消費してしまったので
- MySQLのスキーマ変更手段はISUCONの構成に関わらないやり方を用意すべき
- 今回のgo cmdでいいかな?
- 秘伝のタレは一番始めに投入すべき
- コード読み始めちゃうとなかなかそこに気が回らなくなるので
おわりに
めちゃめちゃ楽しかったです!素晴らしい大会を開催頂き本当にありがとうございます!!
追記: 結果をみると再起動後スコア0で失格になっていたようです。残念